歯を失ってしまった方へ
〜インプラント治療〜
歯を失ってしまう過程には何かしらの原因
が必ずあります。
患者さまの生活習慣も踏まえた
治療計画を立てます
歯を失ってしまった原因を把握することが、
お口の健康を維持するために必要です。
岡崎デンタルオフィスでは治療に入る前に、患者さまご自身の歯についてお話しする時間を大切にしています。患者さまからヒアリングすることで、患者さまの癖や習慣など様々なお話しを聞くことができます。
歯を失ってしまう原因の大半は不慮の事故ではありません。患者さまの生活習慣にこそ原因のヒントが隠されています。
歯を補う材質などを検討する前に、きちんと歯を失った原因を把握しそれを踏まえた上で治療計画を立てることが重要と考えています。
歯を失う原因の第一位は歯周病
厚生労働省が行った歯科疾患実態調査によれば、75歳以上の方の平均現存歯数(残っている自然歯の数)は10本を下回って
います。
医学の進歩によって平均寿命が延びる一方で、歯の寿命は依然として短いのが現状です。高齢化社会を生きる私達にとって、「歯を残す」ということは重要な
課題なのです。
歯周病は、歯を支える歯肉や歯槽骨などの歯周組織を破壊し、その機能を侵す疾患です。その為、歯周病により歯の周りの組織が壊れてしまうと、全く虫歯のない歯でも抜けてしまうのです。
当院のインプラント治療について
患者さまがリラックスして治療を
受けられるように
岡崎デンタルオフィスでは、治療説明だけではなく日頃から患者さまとのコミュニケーションを大切にしていますので、プライバシーへの配慮から診療室は個室になっております。
インプラント治療のオペは、インプラント専用オペ室が設けられており治療設備や衛生管理など高水準の環境が整っています。
インプラントとは
インプラント治療とは、歯が抜けた部分に「インプラント」と呼ばれる人工歯根を埋め込みその上から人工歯を装着することで歯の機能を回復させる歯科治療です。
「インプラント(implant)」とは、
「埋める、植立する」ことを意味する言葉です。医療の世界では整形外科の人工関節などのことを、歯科の世界では歯を失ったところに人工歯根を骨に埋め込む治療のことをいいます。
毎日の生活に歯は重要な役割を果たしています。インプラントによる治療を行うと、自分の歯と同じように噛んでおいしく食事とれるようになります。
- インプラントは、あごの骨に埋め込まれる純チタン製の小さな
ネジです。 - インプラントは、50年以上にわたり、研究・開発されている
技術です。
天然の歯が顎の骨の中に植わって、顎の骨で支えられているのと同じように、インプラントも顎の骨によって支えられるために、バネをかけたり、橋をかけたりする必要がありません。
したがって、入れ歯やブリッジのように支えとなる歯に負担をかけることがありませんので、他の歯が抜けやすくなってしまうなどの問題が発生しません。
さらに、インプラントは顎の骨の中に植わってますので、咬んだときの感触、咬み応えが自分の歯に限りなく近い感覚に
なるのです。
そして、脳への刺激も強くなりますので、これまで入れ歯だった方がインプラントをいれると多くの方が若々しく、活力に満ちた人生に切り替わることが多いようです。
天然歯(ご自身の歯)とインプラント
との違い
天然歯
天然歯の表面は、中の象牙質を保護するために、硬いエナメル質で覆われています。個人によって歯の色と形は異なります。
天然歯の歯根膜は、あごの骨に歯根をしっかり固定する役割があります。
インプラント
セラミック人工歯は、天然歯の色と形に合わせることが可能です。アバットメント(支台)は、人工歯とインプラント体(人工歯根)を固定します。
インプラント体は、強固な土台としての役割があります。表面は骨と結合するようにデザインさせています。
インプラントの構造について
上部構造(人工歯)
冠・ブリッジなど様々な方法があります。 素材は、ハイブリッドセラミックスが一般的ですが、ポーセレンや金属で覆うことも
可能です。
上部構造の種類は、周囲の歯の状況や噛み合わせなどを診査のうえ、患者さまと相談して決定致します。
連結部分(アバットメント)
設計により上部構造をスクリュー(ネジ)で固定するものとセメントで固定するものがあります。
基本的にはスクリュー固定で行いますが、それぞれに利点・欠点があります。状態に応じて最適な方法をアドバイスして
おります。
インプラント体(フィクスチャー)
骨のサイズや形態に合わせて様々な形や長さのインプラント体が準備されています。当院ではGC社のインプラント体を使用しております。
メインテナンスの重要性
欠損した歯をインプラントで回復した場合、もう一度『ご自分の歯で食事が出来る楽しさ』を取り戻す事が出来ます。
インプラントはメインテナンスが大切
インプラントは材質的に100%虫歯になりません。その点では天然歯より安心出来るかもしれませんが、歯周病原因菌に対する抵抗性は天然歯よりも弱く、炎症の悪化スピードも急速に進行してしまいます。
ですからたとえインプラントとはいえ、手入れの仕方が悪ければせっかく埋入したインプラントを除去しなければならない可能性出てきます。その寿命は天然歯同様、患者さまご自身に委ねられます。
インプラントを長持ちさせるには
インプラント治療を受診された患者さまは、日常のセルフケアと歯科医院で受けるプロフェッショナルケアに加えて、咬み合わせのバランスチェックや調整などを定期的に受けていただきます。
岡崎デンタルオフィスのインプラント10年保証にも年に2回のメインテナンスを受診することが条件として掲げられています。
患者さまご自身の判断で「大丈夫、問題ない」。とお考えになることもあるかともいますが、せっかく治療して嚙める歯を手に入れたのですからプロフェッショナルメインテナンスを受けてお口の健康を保ちましょう。
これが、インプラントを長持ちさせる
秘訣です。
治療費・治療のリスクについて
岡崎デンタルオフィスでは、あらゆるお口のトラブル、インプラントに関するご相談を承っております。
治療費は現金、各種クレジットカード(一部を除く)、デンタルローン(分割)でのお支払いが可能です。
- 治療にあたっては必ずお見積りを提示し、ご納得いただいてから治療を開始いたします。
- 1度の手術ではインプラントが生着しない場合がありますが、再手術の費用はかかりません。
- インプラント治療は保険診療では行っていません。治療費は医療費控除の対象となります。
インプラント治療の費用目安
例:インプラント1本埋入の場合
CT、診断 | 無料 |
---|---|
手術(1次、2次手術込み) | ¥253,000(税込) |
仮歯 | ¥22,000(税込) |
上部構造 | ¥132,000(税込) |
合計 | ¥407,000(税込) |
例:インプラントオーバーデンチャーの場合(下顎2本埋入)
CT、診断 | 無料 |
---|---|
手術(1次、2次手術込み) | ¥506,000(税込) |
ロケーターアバットメント 2個 | ¥132,000(税込) |
デンチャー | ¥165,000(税込) |
合計 | ¥803,000(税込) |
医療費控除について
医療費控除とは、自分自身や家族のために、その年の1月1日から12月31日に支払った医療費がある場合に、一定の金額の所得控除を受けることができる制度です。
一年間で10万円を超える医療費を支払った人でしたら、確定申告をすれば税金が戻ってきます。
インプラント治療でも「噛み合せの向上」が主な目的となっておりますので、治療目的と承認される場合があります。詳しくは、最寄りの税務署にお問い合わせください。
インプラント治療のリスク・副作用
治療後の口腔管理が不適切な場合、埋入したインプラント周囲に感染・炎症を起こし、脱落する可能性がございます。
インプラントの流れ
- カウンセリング
- 初回ご来院時に簡単なレントゲン検査を行い、患者さまのご要望をお伺いします。
そこで概ねの治療計画・期間・費用に関する情報提供を行います。
検討の結果、インプラント治療をご希望になられる患者さまに対しては、口腔内写真撮・CT撮影などの精密検査を行います。
- コンサルテーション
- 精密検査で得られた結果を基に、具体的な治療計画立案を提示します。 その際CTで得られた情報で3D画像構築を行い、立体的にインプラント埋入手術のシュミレーション説明も行います。
- インプラント埋入手術
- お口の状態を確認後、適切な時期にインプラントの埋入を行います。 当院は院長が歯科麻酔認定医ですので、痛みや不安を軽減しながら埋入手術を行うことができますのでご安心ください。
インプラントとその他の治療方法の
メリット・デメリット
当院では、患者さまのお口の状態に合わせて治療プランをご提案させていただきます。患者さまのご事情を考慮の上で治療を進めてまいります。
「インプラント」「ブリッジ」「入れ歯」の3つの治療方法について、メリット・デメリットをまとめましたので、参考になさって
ください。
治療に入る前に歯科医師や診療スタッフからご説明があると思いますが、その際に不明点などございましたら気軽にご相談、お声がけください。
インプラント
メリット
- 審美的である
- 残存歯に影響を与えない
- 顎の骨がやせるのを防ぐ
- 違和感がない
- 咀嚼能率が高い
デメリット
- 費用がかかる
- 外科処置が必要
- 治療期間がかかる
ブリッジ
メリット
- 固定式なので、違和感が少ない
- 咀嚼能率がそこそこ高い(天然歯の60%)
デメリット
- 土台がしっかりとしてないと作製できない
- 土台の歯に負担がかかり、歯を喪失する危険性が増す
- 土台になる歯を削らないと
いけない
入れ歯
メリット
- 大きな欠損にも対応できる
- 比較的安い
デメリット
- 取り外し式なので毎日メインテナンスが必要
- 堅いものが噛みにくい
- 違和感が大きく、発音障害がでることがある
- 顎の骨がやせてくる
インプラント 治療法
All-on-4
All-on-4とは
All-on-4とは、全ての歯を失った方に対して、4本のインプラントだけで全ての歯を回復させることが出来る治療方法です。
これまでのインプラント治療では、多くの本数、骨造成が必要でしたが、このAll-on-4という治療方法では、インプラント本数も少なく、骨造成もいらず手術による負担を軽減できます。
インプラント埋入
All-on-4とは、全ての歯を失った方に対して、4本のインプラントだけで全ての歯を回復させることが出来る治療方法です。
これまでのインプラント治療では、多くの本数、骨造成が必要でしたが、このAll-on-4という治療方法では、インプラント本数も少なく、骨造成もいらず手術による負担を軽減できます。
All-on-4を選択するメリット
メリット
- 身体的な負担が少ない
- 即日歯が入る
- 審美的に優れる
- 費用が経済的
費用は症例により左右しますので、ご相談ください。
オーバーデンチャー
オーバーデンチャーとは
オーバーデンチャーによるインプラント治療は、基本下顎2本、上顎4本のインプラントを埋入し、着脱式の義歯を取り付ける術式で、通常の入れ歯よりもしっかり噛めて使用中に外れることもないです。
治療費用に制限のある方や体調等により大きなオペができない方などにおススメします。
骨が少ない場合の治療方法
骨がやせていてもインプラント治療対応可能
骨が十分にある場合は比較的簡単に施術でき、通常の歯科医院でも十分対応可能でしょう。 しかし、骨が少ない場合は骨造成処置や埋入技術が必要であり、インプラントができないと言われた患者さまもいらっしゃることでしょう。
当院にもそういった方がよく相談にお見えになりますが、実際に拝見すると比較的簡単な方法でインプラントが可能なケースがほとんどであり、中には骨を全く造らなくても通常のインプラント埋入手術が出来るケースも数多く見受けられます。経験と技術力が違うのです。
当院では経験豊富な歯科医師が治療に当たりますので、骨が少なくて他院ではインプラント埋入が不可能だと診断された症例においても、インプラント治療を可能になります。
しかしながら骨造成が避けられないケースも多いのでその場合は、治療期間の長期化・費用や手術回数の増加して
しまいます。
当院では、できるだけ患者さまの不安が少なくなるようにきちんと説明し、インプラント治療を受けていただくかどうかは最終的に患者さま自身に決定してもらえるよう最大限の努力を惜しみません。
GBR
骨が幅、高さが足りないときに自家骨や人工骨で造骨する方法です。
基本は下顎から採ってきた自家骨移植になります。
デメリットは、期間がかかるのと手術侵襲が大きく感染の危険があることです。
サイナスリフト
上顎は上顎洞(頬骨の内側辺りに位置する空洞のことで、奥のほうで鼻腔とつながっている)という空洞があるため、骨の高さが足りないことがよくあります。
サイナスリフトは、その空洞内に自家骨や人工骨などの骨補填材を填入し骨を造る方法です。術後の腫れがあること
が難点です。
傾斜埋入
骨が少なくて真っ直ぐに埋入できない時、サイナスリフト・GBRなどの骨増生を避けたい時など、インプラントを傾斜させて埋入するテクニックです。
傾斜埋入のメリット
- 治療期間の短縮
- 治療費の削減
- 治療の単純化
しかし骨があるところに狙って埋入するため、ドクターのテクニックと経験が必要になります。
そのためどの歯科医院でもできるとは限りません。また上顎結節付近は大口蓋孔や翼突筋静脈叢などの危険な部位があるため注意が必要です。
インプラント 症例
症例1:
入れ歯やブリッジで、支える歯がダメになってしまったケース
初診時
レントゲン上で左下5番の歯根破折が見られます。ここまで垂直に割れていると抜歯するしかありません。原因は2本の土台で4本のブリッジだったので負担がかかったためだと思われます。
治療前
治療後
治療内容 | インプラント |
---|---|
年齢 | 50歳 女性 |
主訴 | 左下の歯が痛くて噛めない |
治療費 | インプラント1本埋入の場合:407,000円(税込) |
治療の リスク |
治療後の口腔管理が不適切な場合、埋入したインプラント周囲に感染・炎症を起こし、脱落する可能性がございます。 |
症例2:
入れ歯やブリッジで、支える歯がダメになってしまったケース
初診時
この方も左下4番の歯根破折です。7番目の歯は歯周病でグラグラな状態なのでインプラント2本埋入してます。
治療前
治療後
埋入後すぐに仮歯を入れたので術後当日より物が咬めるようになりました。
治療内容 | インプラント |
---|---|
年齢 | 70歳 男性 |
主訴 | 歯茎が腫れた |
治療費 | インプラント1本埋入の場合:407,000円(税込) |
治療の リスク |
治療後の口腔管理が不適切な場合、埋入したインプラント周囲に感染・炎症を起こし、脱落する可能性がございます。 |
症例3:
1歯欠損の場合(前歯、奥歯)
初診時
この方も左下4番の歯根破折です。7番目の歯は歯周病でグラグラな状態なのでインプラント2本埋入してます。
治療前
レントゲン上でみてもそこまで悪い感じはないですが、 垂直的にヒビが入ってました。こうなると歯を残すことができません。抜歯してインプラントかブリッジが適用になります。
以前に他院で診てもらった時も抜歯の診断を受けたがインプラントは下顎管(神経)に近いためできないと断られたそうです。
CTを撮り診断してみると舌側の骨が吸収して欠損、骨の一番低い場所から下顎管まで11mmでした。費用的にも時間的にも制限があったため抜歯即時で8mmのショートインプラントを埋入しました。
治療後
短いインプラントでも埋入する方向や位置などが良ければ問題ありません。審美性の確保のため(歯間乳頭)抜歯即時で埋入し、歯肉移植もしています。
今回は審美性に問題がなく、今後の骨吸収、歯肉退縮も心配ないです。患者さまにも満足していただきました。
治療内容 | インプラント |
---|---|
年齢 | 30歳 女性 |
主訴 | 歯茎が腫れた |
治療期間 | 4ヶ月 |
治療費 | インプラント1本埋入の場合:407,000円(税込) |
治療の リスク |
治療後の口腔管理が不適切な場合、埋入したインプラント周囲に感染・炎症を起こし、脱落する可能性がございます。 |
症例4:
複数歯欠損 (ブリッジの中間歯の破折)
治療前
ブリッジの中間歯の破折で来院されました。ブリッジでもよかったのですが奥歯の虫歯が大きく抜歯せざるおえません
でした。
患者さまと相談してインプラントを埋入して奥歯の負担を減らすことにしました。
治療後
インプラントを2本埋入しました。
オッセオインテグレーション(骨結合)の期間、4~6ヶ月待ちます。
結合後に型をとり上部構造(歯)を作製します。奥歯は見えない箇所だったのでゴールドの被せ物で修復してます。
治療後
治療内容 | インプラント: インプラント治療とは、歯が抜けた部分に「インプラント」と呼ばれる人工歯根を埋め込みその上から人工歯を装着することで歯の機能を回復させる歯科治療です。 |
---|---|
主訴 | 複数の歯が破折 |
治療費 | インプラント1本埋入の場合:407,000円(税込) |
治療の リスク |
治療後の口腔管理が不適切な場合、埋入したインプラント周囲に感染・炎症を起こし、脱落する可能性がございます。 |
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